夕方の街は、少しだけ湿った風が吹いていた。
わかばは白いブラウスの袖を指先でつまみながら、ゆっくり歩いていた。人の多い道はまだ少し苦手で、視線は自然と足元へ落ちてしまう。
それでも今日は、すぐには帰らなかった。通りの音や、遠くの空の色を、少しだけ見ていたかった。
何でもない帰り道。でもその日は、雨の匂いが近づいていた。
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夕方の街は、まだ少し落ち着かない
にぎやかな通りを歩くたび、わかばの歩幅はほんの少し小さくなる。それでも立ち止まらないのは、いつもより少しだけ遠くへ行ってみたいと思っていたから。
誰かと話すわけでもなく、ただ自分の気持ちを確かめるように、わかばは街の中を歩いていた。
人混みの端を歩きながら
「……今日は、少しだけ遠回りしようかな。」
わかばは人混みの端を選ぶように歩いていた。ブラウスの袖をそっと握り、目立たないように足を進める。
少し不安そうなのに、顔を上げるたび、街の景色を確かめるような好奇心がにじんでいた。

雨宿りする場所もなくて
「……うそ。こんなに降るなんて……。」
雲が近づいたと思った次の瞬間、冷たい雨が街に落ちてきた。わかばは驚いたように顔を上げ、すぐに小さく身を縮める。
雨粒はあっという間に髪や服を濡らし、薄い布が肌に張りついていく。胸元のあたりが透けていることに気づくと、彼女は顔を真っ赤にして、両腕をそっと寄せた。

雨音を連れて帰った部屋で、ひとりの時間が始まる
部屋に戻っても、雨の冷たさはまだ身体に残っていた。脱衣所の明かりはやわらかくて、外の雨音だけが遠くに聞こえる。
わかばは濡れた髪を指先で少し払ってから、小さく息を吐いた。
濡れた服を脱ぐ前に
「……早く着替えないと。このままだと、風邪ひいちゃう……。」
わかばは脱衣所で、濡れたブラウスのボタンに指をかけた。冷えた指先がうまく動かなくて、何度か小さく息を吐く。
濡れた布が肌から離れるたび、肩に残っていた冷たさが少しずつ薄れていった。下着が見えた瞬間、わかばは自分でも少し驚いたように胸元へ手を寄せる。

スカートを外したあとの静けさ
「……これも、びしょびしょ。ちゃんと乾かさないと……。」
次に、わかばはスカートのファスナーへそっと手を伸ばした。小さな金具の音が、静かな脱衣所に少しだけ響く。
スカートが足元に落ちると、濡れた服の重さから解放されて、身体が少し軽くなった。それでも下着姿になると、わかばは落ち着かないように視線を泳がせる。

湯気の向こうで、わかばの緊張が少しずつほどけていく
シャワーの音が、静かな部屋にやさしく響いていた。冷えた身体にお湯が触れるたび、わかばの緊張は少しずつほどけていく。
雨で濡れた髪も、強ばっていた肩も、ゆっくりと普段の温度へ戻っていった。
目を閉じて、お湯を受ける
「あぁ……温かい……。雨の日のシャワー、なんだか落ち着く、かな」
わかばは目を閉じたまま、シャワーのお湯を静かに浴びていた。濡れた髪が肌に貼りつき、胸元を伝う水滴がゆっくり流れていく。
さっきまで強ばっていた表情は少しやわらぎ、吐息も少しだけ深くなっていた。雨の冷たさが流れていくたび、わかばの中に残っていた緊張も、少しずつほどけていった。


湯気に包まれた立ち姿
「……今日は、ちょっと頑張ったかも。少しだけだけど……。」
湯気の中で、わかばは全身にお湯を浴びながら静かに立っていた。肩から腕へ、胸元から足元へ、水が細く流れていく。
目を閉じたままの表情は穏やかで、街にいたときよりも少しだけ落ち着いている。人混みの中で小さく固まっていた自分を思い出して、わかばは少しだけ唇を結んだ。


泡に触れる指先
「……ちゃんと洗って、早くあったまろう。雨、急だったな……。」
わかばはボディーソープを手に取り、ゆっくり泡立てた。白い泡が肌の上に広がると、雨で冷えていた身体が少しずつ温まっていく。
胸元に手を添える動きは少しぎこちなくて、本人もそれを意識したのか、ふっと頬を赤くした。けれど、誰もいない静かな浴室では、その恥ずかしさもすぐに湯気の中へ溶けていく。

秘められた場所、指先の心地よさ
「……ん。……ここも、きれいに、しなきゃ」
お湯で泡を流しながら、一番大切な場所にそっと触れる。指先が吸い付くような感覚と、内側からじわっと広がる熱。
はずかしいはずなのに、手が止まらなくて、もっと触れたいと思ってしまう。

いけない好奇心、溢れる吐息
「……あ。……だめ。……こんなの、いけない、のに」
指をそっと滑り込ませた瞬間、身体の芯がびりっと震えた。あふれ出した熱が、シャワーの水音にかき消されていく。
いけないことをしている背徳感が、私をさらに熱くさせて、もう、止められない。

### 10. 激しくなるリズム、壁に預けた体温
「ん……っ、あ……。……もっと、奥まで、……ほしい」
指を動かすたびに、頭のなかが真っ白になっていく。激しくなるリズムに耐えきれず、濡れた壁に手を突いて、身体を支える。
雨音に混じって響く自分の声が、自分のものではないみたいに甘く響いた。

### 11. 雨音を忘れるほどの、解放の瞬間
「んっ……あぁ……っ、イク……! ……い、っちゃう……っ!」
壁に背中を預け、震える場所を突き出すように指を突き上げる。限界まで高まった熱が、身体の奥から勢いよく弾け飛んだ。
激しく揺れる視界のなかで、私はただ、一気に溢れ出す感覚に身を任せていた。

### 12. 静寂のなかの、小さな後悔
「……はぁ。……また、しちゃった。……私、どうしちゃったんだろ」
シャワーだけが鳴り響く浴室で、そのまま力なく座り込む。火照ったはだを伝うお湯が、どこか切なくて、心地よくて。
放心したまま、さっきまでの熱を思い出すと、また少しだけ胸が苦しくなった。

窓の外の雨音は、いつの間にか優しくて静かな音に変わっていた。ひとりきりの浴室で知ってしまった、自分でも気づかなかった熱い想い。
「……ふぅ。……明日は、晴れるといいな」
冷えきった指先を温めるように、私はゆっくりとシャワーを浴びた。















